オリジナル自宅葬儀社

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質問:お寺様に「うちは“西山浄土宗”だ」と言われました。“浄土宗”とは違いますか?

Q&A

質問:うちは浄土宗ですかとお寺様にお聞きしたら、大きな声で「うちの宗派は西山浄土宗だ」と言われました。

何か違うのですか?

 

A:「浄土宗」は阿弥陀仏の信仰や善行を行うことで極楽浄土にいけるという教えですが、

西山浄土宗」は阿弥陀仏の信仰によってのみ極楽浄土にいけるとする考え方です。

 

浄土宗は法然上人が平安時代末期である1175年に開いた宗派です。

大まかに説明しますと、

「南無阿弥陀仏」と唱え、阿弥陀仏を信じていれば、皆救われるという教えです。

浄土宗は法然上人が亡くなられたのち、弟子の信空が浄土宗を引き継ぎましたが、

さらにそのあと、6人弟子たちが、その教えを追究していきます。

弟子の1人である証空が「西山派(せいざんは)」、そして弁長が「鎮西派(ちんぜいは)」の考え方を説きます。

「西山派」は阿弥陀仏への信心、「南無阿弥陀仏」と唱えることのみが救われる唯一の方法であるという考え方です。

「鎮西派」は阿弥陀仏の信心以外にも人として良い行いを続けることでも救われるという考え方です。

証空弁長以外の弟子の長西(九品寺派)や隆寛(長楽寺派)が大まかに「鎮西派」のような考え方を説きましたが、

その考え方を継ぐものが絶え、消滅してしまっています。

また、幸西は新たに“一念義(いちねんぎ)”という考え方を説きました。

念仏を一回でも唱え、阿弥陀様を信じる心さえあれば、たとえ生前に悪いことをしても極楽往生できるという考え方です。

しかし、こちらも消滅しています。

そしてもう一人いる信空の弟子が浄土真宗の開祖、親鸞です。

浄土宗本山  知恩院

浄土宗の宗紋「月影杏葉(つきかげぎょよう)」

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